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AI-OCRとOCRの違いを徹底比較!初心者向けに仕組み・メリット・選び方を解説

AI-OCR
目次

はじめに:OCR・AI-OCRを検討しているあなたへ

「紙の請求書や申込書の入力作業に時間がかかりすぎている」「OCRという言葉は聞いたことがあるけれど、AI-OCRとの違いがよくわからない」――そんな悩みを持って、この記事にたどり着いた方も多いのではないでしょうか。紙の書類をデータ化する業務は、多くの企業にとって地味ながら負担の大きい作業です。手入力によるミスや、担当者の負担の大きさに課題を感じている方も少なくないでしょう。
そこで注目されているのが、文字を自動で読み取る「OCR」と、そこにAI技術を組み合わせた「AI-OCR」です。本記事では、両者を比較しながら、初心者にもわかりやすく解説します。

この記事でわかること

この記事では、OCRの基本的な仕組みから、AI-OCRとの違い、導入のメリットや注意点、そして製品選びのポイントまで、初めてOCRAI-OCRを検討する方にもわかりやすく解説します。最後まで読めば、自社にどちらのサービスが合っているのか、判断できる状態になるはずです。

そもそもOCRとは?基本の仕組みをおさらい

OCR(光学的文字認識)の定義

OCR(Optical Character Recognition:光学的文字認識)とは、紙に印刷・手書きされた文字をスキャナーやカメラで画像として読み取り、コンピューターが扱えるテキストデータに変換する技術のことです。1960年代から存在する技術で、すでに私たちの身の回りのさまざまな場面で活用されています。

OCRは、画像から文字の形状や特徴を抽出し、文字データとして認識する技術です。決まったフォーマットの帳票や、印刷された整った文字であれば、比較的高い精度で読み取ることができます。

OCRの活用シーン(紙帳票・名刺・請求書など)

OCRは、次のような場面で古くから活用されてきました。

  • 紙の請求書・納品書のデータ入力
  • 名刺の情報をデータベース化する名刺管理
  • 申込書やアンケート用紙の集計
  • 郵便物の宛名の自動仕分け

いずれも、決まったフォーマットに沿って文字が記載されている書類が中心です。

従来型OCRの限界・課題

一方で、従来型のOCRにはいくつかの限界もあります。あらかじめ登録されたフォントパターンとの照合が基本の仕組みであるため、次のようなケースでは認識精度が大きく落ちてしまいます。

  • 手書き文字(特にクセ字や崩し字)
  • フォーマットが企業ごとに異なる非定型の帳票
  • 文字がかすれていたり、傾いていたりする書類

こうした課題を解決するために発展してきたのが、次に紹介するAI-OCRです。

AI-OCRとは?OCRとの決定的な違い

OCRからAI-OCRへ 歴史と変化

OCRは長らく「決まった形の文字を、決まったフォーマットで読み取る」技術として使われてきました。しかし、業務のデジタル化が進むにつれて、手書き書類や取引先ごとに異なるフォーマットの帳票をいかに効率よくデータ化するかが、多くの企業にとっての課題になっていきます。

そこで2010年代以降、AI(人工知能)の技術発展とともに登場したのが「AI-OCR」です。AI、特にディープラーニング(深層学習)を組み合わせることで、従来のOCRでは対応が難しかった手書き文字や非定型帳票にも対応できるようになり、OCRの活用範囲は大きく広がりました。

AI-OCRの仕組み

AI-OCRは、従来のOCRに加えて、さらに機械学習・深層学習などのAI技術を文字認識や帳票解析に活用することで、手書き文字やレイアウトの異なる帳票などへの対応力を高めています。大量の文字データを学習することで、崩れた文字やクセのある手書き文字であっても、文脈やパターンから「何の文字か」を推測して読み取ることができます。

さらに、製品によっては、読み取り結果の修正内容などを追加学習に活用し、認識精度の改善につなげられるものもAI-OCRならではの特徴です。

OCRとAI-OCRの比較表(識字率・対応帳票・学習機能)

両者の違いを比較すると、以下のようになります。

OCRとAI-OCRの比較
項目 OCR AI-OCR
読み取りの仕組み 画像から文字の形状や特徴を抽出し、文字データとして認識する技術 機械学習・深層学習などのAI技術を文字認識や帳票解析に活用することで、手書き文字やレイアウトの異なる帳票などへの対応力を高めることができる
手書き文字への対応 苦手 得意
非定型フォーマットへの対応 苦手(フォーマットの事前登録が必要) 対応可能な製品が多い
学習機能 なし 製品によっては、読み取り結果の修正内容などを追加学習に活用し、認識精度の改善につなげられるものもあります。
認識精度の目安 フォーマットが揃っていれば高い 手書き・非定型でも比較的高い

なぜ今AI-OCRが注目されているのか

働き方改革やDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進、そしてペーパーレス化の流れの中で、紙の書類をいかに効率よくデータ化するかは、多くの企業の共通課題になっています。AI-OCRは、従来のOCRでは対応しきれなかった手書き書類や非定型帳票にも対応できることから、経理・総務・営業事務など、幅広い部門で導入が進んでいます。

AI-OCRを導入する3つのメリット

文字認識精度が高い

AI-OCRは、AIの学習機能によって、製品によっては読み取り結果の修正内容などを追加学習に活用し、認識精度の改善につなげられるものもあります。

手書き文字や非定型フォーマットにも対応

取引先ごとに異なるフォーマットの請求書や、手書きの伝票であっても、AI-OCRであれば柔軟に読み取ることができます。これにより、これまで手入力に頼らざるを得なかった書類も、データ化の対象に含められるようになります。

RPA・業務システムとの連携で自動化が進む

AI-OCRで読み取ったデータをRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)や会計システムなどと連携させることで、「読み取り→入力→処理」までの一連の業務を自動化できます。これにより、担当者は入力作業ではなく、確認やチェックといった付加価値の高い業務に時間を使えるようになります。

AI-OCRの種類(フォーマット対応別)

AI-OCR製品は、対応できる帳票のフォーマットによって、大きく3つのタイプに分けられます。

汎用×定型フォーマット型

請求書や領収書など、ある程度決まったレイアウトの帳票を対象とした汎用タイプです。多くの企業で使われる標準的な帳票への対応がしやすく、幅広い業種で利用されています。

汎用×非定型フォーマット型

取引先ごとにレイアウトが異なる帳票にも対応できるタイプです。フォーマットを事前登録しなくても、AIが自動でどこに何の情報が書かれているかを判別してくれる製品が多く、汎用性の高さが特徴です。

業務特化×非定型フォーマット型

特定の業務・業界に特化し、非定型フォーマットにも対応するタイプです。専門性の高い書類を扱う業種(金融・保険・医療など)向けに、業務知識を踏まえた読み取りができるよう設計されています。

AI-OCRの活用事例

請求書・納品書の入力業務効率化

毎月大量に届く請求書や納品書の内容を、AI-OCRで自動的にデータ化することで、経理担当者の入力作業を大幅に削減できます。読み取ったデータをそのまま会計システムに連携すれば、二重入力の手間もなくなります。

名刺のデータ化

展示会や営業活動で集まった名刺を、AI-OCRでスキャンして名刺管理システムに取り込むことで、手入力の手間なく顧客情報をデータベース化できます。

社内書類・FAXのデータ化

社内で長年蓄積されてきた紙の書類や、取引先から届くFAX注文書なども、AI-OCRでデータ化することで検索性が高まり、ペーパーレス化を進められます。

監査業務における突合作業

申告書や証憑書類など、文字間隔が不均一な書類が多い監査業務においても、AI-OCRを活用することでデータの突合作業を効率化できます。

AI-OCR導入時に知っておきたい注意点

AI-OCRは便利な一方で、導入前に理解しておきたい注意点もあります。公平な視点で、良い面だけでなく課題も押さえておきましょう。

認識精度は100%ではない

認識精度が100%ではありません。癖の強い手書き文字、非常に汚れた書類などでは、一定の確認・修正作業が必要になります。

レイアウトが大きく異なると手間がかかる場合も

対応できるとされる非定型フォーマットでも、レイアウトの差が大きすぎる場合には、初期設定やテンプレート調整に手間がかかることがあります。導入前に、自社で扱う帳票のパターンを確認しておくと安心です。

セキュリティ・データ管理体制の整備が必要

請求書や個人情報を含む書類を扱う以上、クラウド型のサービスを利用する場合はセキュリティ体制やデータの保管場所についても確認が必要です。

連携システムの構築・学習コスト

AI-OCRの効果を最大限に引き出すには、RPAや基幹システムとの連携が重要になりますが、その構築には一定のコストや時間がかかります。また、社内での運用ルール整備や、担当者の操作習熟にも時間が必要です。

AI-OCRの選び方:自社に合った製品を見つけるチェックポイント

比較のポイント(読み取り精度・対応帳票・料金・サポート体制)

製品を比較する際は、以下の観点で確認すると自社に合った製品を選びやすくなります。

  • 読み取り精度と対応できる帳票の種類
  • 料金体系(月額固定・従量課金など)と無料トライアルの有無
  • 既存の業務システムとの連携のしやすさ
  • 導入後のサポート体制

買い切り製品とクラウド型比較

AI-OCR製品には、自社サーバーに導入する買い切り(オンプレミス)型と、インターネット経由で利用するクラウド型があります。買い切り型は初期費用が高めですがセキュリティ要件の厳しい環境に向いており、クラウド型は低コスト・短期間で導入でき、機能のアップデートも自動で反映される点がメリットです。自社の情報システム環境やセキュリティポリシーに応じて選ぶとよいでしょう。

各製品の強み・向いている用途

それぞれ、読み取り精度や生成AI連携を重視するか、大量帳票の処理を重視するか、既存システムとの連携を重視するか、操作性、コストを抑えたスモールスタートを重視するかによって向き不向きが分かれます。まずは無料トライアルなどを活用し、自社の帳票で実際の読み取り精度を確認することをおすすめします。

AI-OCR製品タイプ別の比較
タイプ 特徴 向いている会社 費用目安
汎用・定型帳票型 決まったフォーマットの帳票を高精度・高速に読み取ることに特化 請求書や領収書など定型書類を日常的に大量処理する会社 月額30,000円〜200,000円程度
汎用・非定型帳票型 フォーマットが統一されていない多様な帳票にも対応できる読み取り技術を持つ 取引先ごとに書式が異なる帳票を扱う会社、業種・書類の種類が幅広い会社 月額30,000円〜(枚数・ユーザー数により変動)
業務特化型 読み取りだけでなく、承認・会計連携・保管まで一気通貫、または既存システムとのAPI連携に強い OCR後の業務フローが長く、システム間の手作業をなくして効率化したい会社 月額30,000円〜100,000円程度
オンプレミス型 自社サーバー内でデータを完結して管理できる 大企業、または金融・医療・官公庁など情報の秘匿性が高い会社 要見積もり(規模により数十万円〜)
スモールスタート型 低価格・少人数プランがあり、無料トライアルなどで気軽に始められる 中小企業、OCRを使う人数が少ない会社、まず試してから導入を判断したい会社 月額13,000円台〜(無料トライアルありのサービスも)

※自社調査による目安です(2026年8月時点)。料金は利用枚数・機能・契約形態などによって異なります。

求める認識精度の水準を確認する

自社が扱う書類の種類や量に対して、どの程度の認識精度が必要かを事前に整理しておきましょう。精度への要求水準が高いほど、業務特化型の製品が適している場合もあります。

読み取りたい帳票に対応しているか

導入前に、実際に読み取りたい帳票のサンプルを使って、対応可否や読み取り精度を確認することが重要です。多くの製品でトライアルが用意されています。

データ修正・チェック機能の有無

読み取り結果を目視で確認し、修正できる機能があるかどうかも重要なポイントです。修正のしやすさは、日々の運用負荷に直結します。

無料トライアルの有無

実際の業務で使う書類を使って試せる無料トライアルがあると、導入後のミスマッチを防ぎやすくなります。

導入後の運用・サポート体制

導入時の初期設定サポートや、運用開始後の問い合わせ対応体制が整っているかも、長く使い続けるうえで重要な判断材料です。

 

BizFollowにできること

BizFollowでは、AI-OCRによる帳票のデータ化から、業務システムへの連携までをワンストップでサポートしています。「どの製品を選べばよいかわからない」「自社の帳票に合うか不安」という方は、まずはお気軽にBizFollowお問い合わせへご相談ください。

 

プランの構成

カスタマイズプラン(個別見積)

受発注フローとの連携やカルテ管理、帳票業務に合わせたシステムの構築は、カスタマイズプランでご相談ください。まずはお気軽にBizFollowお問い合わせへご相談ください。

 

AI-OCRプラン(月額2,000円〜・初期費用0円)

PDF・FAX帳票の読み取りとデータ化が中心のプランです。読み取ったデータはCSV形式(Excelで開けるデータファイル形式)で出力して活用できます。

  • 非定型帳票(仕入先ごとにフォーマットが異なる見積書)に対応
  • FAXで届いた書類をスキャンしたPDF・手書き帳票・画像PDFを読み取れる
  • 初期設定はBizFollowが対応。申込から平均1営業日でスタートできます
  • 1週間・50枚までの無料トライアルあり(クレジットカード不要)

AI-OCRプランの無料トライアルをご利用ください。1週間・50枚まで、クレジットカード不要で試せます。

AI-OCRプランの無料トライアルはこちら

 

見積作成プラン(月額6,000円〜・初期費用0円)

仕入先から届く他社様式の見積書を読み取り、自社様式への転記・変換作業を支援するプランです。

  • 仕入先見積書 → 自社見積書への転記・変換支援
  • 最終的な確認・調整は担当者が行います
  • 初期設定はBizFollowが対応。導入まで平均3日
  • 1ヶ月間の無料トライアルあり

他社様式の見積書を自社様式に転記・変換する業務を効率化したい場合は、見積作成プランの無料トライアルをご利用ください。1ヶ月間お試しいただけます。

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価格は2026年8月現在の表記です。

よくある質問(FAQ)

AI-OCRと通常のOCRは何が違いますか?

従来のOCRは、画像から文字の形状や特徴を抽出し、文字データとして認識する技術です。決まったフォーマットの帳票や、印刷された整った文字では比較的高い精度で読み取ることができます。AI-OCRでは、さらに機械学習・深層学習などのAI技術を文字認識や帳票解析に活用することで、手書き文字やレイアウトの異なる帳票などへの対応力を高めています。

AI-OCRは手書き文字でも読み取れますか?

多くのAI-OCR製品は手書き文字にも対応しています。ただし、文字のクセや筆跡によって認識精度に差が出ることがあるため、実際の書類でトライアルを行うことをおすすめします。

無料で試せるAI-OCRはありますか?

製品によっては、無料トライアルやお試しプランを提供しているものもあります。導入前に自社の帳票で読み取り精度を確認できるため、積極的に活用するとよいでしょう。

AI-OCRとRPAは何が違うのですか?

AI-OCRは紙の書類をデータ化する技術であるのに対し、RPAはパソコン上の定型作業を自動化する技術です。両者を組み合わせることで、「書類の読み取りからシステムへの入力まで」を自動化できます。

まとめ:OCR・AI-OCRを比較して自社に合った導入を

OCRAI-OCRは、どちらも紙の書類をデータ化するための技術ですが、AI-OCRはAIの学習機能によって、手書き文字や非定型フォーマットへの対応力、そして認識精度の向上という点で大きく進化しています。

自社にとってどちらが適しているか、あるいはどの製品が合っているかは、扱う書類の種類や量、既存システムとの連携要否によって変わります。この記事で紹介した比較ポイントを参考に、まずは気になる製品の無料トライアルから試してみてはいかがでしょうか。

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