金属加工の見積りの4つの要素と早く安くしてもらう4つのポイント

  • 最終更新日:2025年07月25日
  • 投稿日:2024年01月17日
金属加工の見積りの4つの要素と早く安くしてもらう4つのポイント

金属加工の見積りは、加工業者に依頼する際、品質や納期、費用といった点から、重要です。
しかし、ただ金属加工の見積り依頼をするだけでは満足できない結果となることもあります。
そこでこの記事では、そんな金属加工の見積りがどのような構成になっているのか、そして早く安くしてもらうためにはどうすればよいのかを解説します。

なお結論から言うと、最も重要となるのは相見積りのうえで加工業者を選定するという基本的なことになります。
しかし、これは非常に手間と時間のかかる作業です。
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金属加工の見積りを依頼する前に確認しておくこと

金属加工の見積りを依頼する際には、以下の4つのポイントを事前に確認しておくことが重要です。

  • 図面の用意
  • 材質の選定
  • 数量の決定
  • 納期の決定

これらのポイントを明確にすることで、見積りの精度やスムーズさが向上し、加工業者とのコミュニケーションも円滑になります。

①図面の用意

金属加工の見積りを依頼するには、根本的な話になりますが、基本的には図面が必要です。
図面は、製品や部品の形状や寸法などの仕様を示すもので、加工業者が見積りを作成するために必要となります。
通常、PDFやDXFなどの形式でやり取りすることが一般的です。
図面がない場合や不十分な場合は、見積りができなかったり、追加で費用が発生したりする場合もあります。

②材質の選定

金属加工において、材質は見積りに大きく影響します。
材質によって、製品や部品の強度や耐久性、そして費用などが変わってきます。
また、金属加工の方法や使用する工具も異なります。
これによっても費用が大きく変わってくることがあります。
また、加工業者によっては、特定の材質に対応できない場合もあります。
そのため、製品や部品の用途や性能に合った材質を選定しておくことが重要です。

③数量の決定

数量に関しても、見積りに大きく影響します。
これにより、単価や納期が変わってきます。
一般的には、数量が多いほど単価は安くなりますが、納期は長くなります。
逆に、数量が少ないほど単価は高くなりますが、納期は短くなります。
また、数量によって金属加工の方法や使用する設備も変わってきます。
例えば、少量生産では手作業や小型加工機で対応できますが、大量生産では自動化や大型加工機が必要になります。

④納期の決定

金属加工の見積りは、納期も大きく影響します。
短納期で対応してくれる加工業者を探すとなれば、加工業者も費用を高く見積りし、プライオリティを上げることになります。
しかし、加工機に空きがなく、そもそも対応してもらえない場合もあります。
そのため、ある程度余裕を持たせたうえで見積り依頼をすることが望ましいと言えます。

金属加工の見積りを構成する4つの要素

金属加工の見積りは、以下の要素によって構成されます。

  • 材料費
  • 加工費
  • 特殊加工費
  • 運搬費など、その他費用

これらの内訳は、実際には記載されていないことも多いですが、多くの場合で同じルールです。

①材料費

材料費は、加工する金属、原材料の費用です。
なお、これは鉄鋼やアルミニウム、ステンレスなどの種類、品質や数量、市場の需給などによって変動します。
なお、円安の際に高騰するのが一般的です。
しかし、基本的には企業ごとに材料費に大きな差が出ることはありません。

②加工費

加工費とは、金属加工に必要な設備費や人件費などのことです。
以下の計算式で算出されます。

  • 加工費=【加工チャージ】 × 【加工工数】

企業によって算出ルールが異なり、見積り価格に一番大きな差が出る項目です。
なお、加工チャージと加工工数は、それぞれ以下のような意味となります。

加工チャージ
加工チャージとは、加工に関わる設備費や人件費のことです。
 
・設備仕様にかかる費用(初期費用・原価償却費・ランニングコスト)
・工具などの消耗する備品

上記の設備コストを1日あたりの稼働率で割り、そこに人件費や管理費をプラスして算出します。

加工工数
加工工数とは、加工にかかる作業量のことを指します。
以下の計算式で算出されます。
 
加工工数=作業時間×作業人数

作業時間は、作業のボリュームに応じて『時・日・月』などの単位を用いて表されます。

③特殊加工費

機械加工だけでなく、熱処理や表面処理などの特殊加工を追加で実施した場合に発生する費用のことです。
表面処理とは、主にメッキ・塗装・研磨などのことを指します。

④運搬費など、その他費用

金属加工を行った後は納品をすることになりますが、その際は運搬費も必要となります。
また、たとえば据付作業などイレギュラーな作業が発生した場合も、その分の費用が上乗せされることになります。

見積りが出るまでの期間

金属加工の見積もりが出るまでにかかる期間は、加工の内容や依頼のタイミングによって異なります。
簡単なレーザー加工や曲げ加工などであれば少ない日数で提示されることもありますが、溶接や複雑な機械加工が含まれる場合は7営業日程度かかるのが一般的です。
また、業者の繁忙期などのタイミングによっては、その分見積りの回答に時間がかかる場合もあるため、余裕を持ったスケジュールでの依頼が望ましいでしょう。
また、一般的に見積もり自体は無料で対応してくれる業者が多く存在しますが、図面がなく設計から依頼する場合には、詳細設計に数千円から数万円程度の費用が発生することもあります。

金属加工の見積りを早く安くしてもらう4つのポイント

金属加工の見積りを早く安くしてもらうためには、いくつかのポイントがあります。
それが、以下の4つのポイントです。

  • 3Dデータを用意する
  • 図面作成や材料を自社で用意する
  • 加工業者を知る
  • 相見積りを取る

①3Dデータを用意する

金属加工の見積りでは、3Dデータがあると、加工業者がより正確に見積もりを出すことができます。
3Dデータがない場合、2D図面から3Dデータを作成する必要がありますが、これには時間とコストがかかります。
また、3Dデータがあると、加工方法や工具の選定などもスムーズに進めることができます。
したがって、3Dデータを用意することは、見積りを早く安くするための重要なポイントです。

②図面作成や材料を自社で用意する

早く、そして安く見積りをしてもらううえでは、図面作成や材料の手配についても影響します。
図面作成は加工業者に依頼すると高額になる場合がありますし、材料についても加工業者が仕入れる場合と自社で用意する場合では費用や納期に差が出る場合があります。
したがって、図面作成や材料の手配は、自社で行うことで見積りを安くすることができます。

③加工業者を知る

金属加工の見積り依頼においては、加工業者の特徴や実績を知ることも大切です。
加工業者によっては、得意な加工方法や対応できる材質や形状などが異なります。
また、納期や品質、サービスなども加工業者によって変わります。
そのため、自社のニーズに合った加工業者を選ぶことで、見積りを早く安くすることができます。

④相見積りを取る

根本的なことになりますが、金属加工の見積り依頼をする際には、複数の加工業者から見積りを取ることが非常に重要です。
相見積りを取ることで、費用や納期、品質などを比較することができます。
また、相見積りを取ることで、加工業者同士の競争意識も高まります。
したがって、相見積りを取ることは、見積りを安くするための有力な手段です。

しかし、いくつもの企業を回って相見積りを取ることは、かなり手間のかかる大変な作業です。
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監修者:
監修者写真
榎本清孝(代表取締役)
工作機械商社の営業担当として15年従事。2017年に株式会社大成の代表取締役に就任。現在は代表として事業全体の運営を担う傍ら、製造業の現場経験を活かし、本記事の監修を行っています。
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