3Dプリンタ加工の依頼・外注方法や業者の選び方について

3Dプリンター加工の需要が昨今、高まってきています。
その動向を受け、加工依頼をしたい方も増えてきている最中で、このような悩みをお持ちではありませんか?

「3Dプリンタを使って製造できる加工物の種類を、コストや納期などと合わせて知りたい」「実際に依頼をしてみたいが、どの業者にどうやって依頼をしたら良いのか分からない」

本記事では、このような疑問を解決できるように、3Dプリンター加工の基礎知識から依頼方法、各方法に伴うメリットやデメリットまで詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

3Dプリンタの依頼方法について Request

3Dプリンタの依頼は、
見積もり依頼からはじまります。
その依頼方法は、
以下の3つに大きくわけられます。
加工業者に個別依頼
もっとも一般的な依頼方法は、各々の加工業者に個別依頼する方法です。インターネットで探したり、紹介してもらったりします。

公式ホームページがある加工業者ならば、見積もりフォームを用意しているところが多いです。もちろん電話での問い合わせもできます。近場なら直接足を運んで話を聞いてもらうことも可能です。

3Dプリンタができる会社は全国に数千社あるため、根気よく探せばきっとマッチする加工業者を見つけられるでしょう。
ワンストップサービスの加工業者に依頼
ワンストップサービスを提供している加工業者に依頼する方法もあります。ワンストップサービスとは、複数の窓口をひとつにまとめられるサービスのことです。

各々の加工業者は、複数の窓口にあたります。ワンストップサービスの加工業者は、独自のネットワークを駆使してマッチする提携先を探し、加工を依頼します。

そのため、加工業者を探す手間を省きたい場合や、マッチする加工業者を見極めるのが難しい場合に有効です。
複数の加工業者に一括依頼
最後に紹介する方法は、複数の加工業者に一括依頼する方法です。これは、一括で見積もりが取れるWEBサービスが複数あるので、それらを利用する方法になります。当社では、製造業に特化したマッチングサイト「Jig Match(ジグマッチ)」を運営しています。図面を掲載すれば、全国の加工業者から見積もりが来ることが大きな特徴です。

このようなサービスは、基本的には見積もりのなかから、条件の良い加工業者を選定するだけですので、加工業者を探す必要もなければ、不透明な提携先に加工を頼まれる心配もありません。
加工を頼みに行くのではなく、加工業者からお願いされる新しいスタイルの依頼方法です。図面を見て加工できると判断した業者のみを相手にするため、話もスムーズに進みます。

3Dプリンタの依頼方法ごとの
メリット・デメリット Advantages and Disadvantages

依頼方法
メリット
デメリット
各々の加工業者に個別依頼する
・すべての加工業者にアプローチできる
・図面がなくても対応してもらえるところがある
・直接取引のためコストが比較的安い
・マッチする加工業者を探すのに手間がかかる
・相見積もりのために、同じ話を複数業者にしなければならない
・話を持っていっても断られることがある
ワンストップサービスの加工業者に依頼する
・加工業者を探す手間が省ける
・マッチする提携先に依頼してもらえる
・対応する相手を絞ることができる
・提携先の加工業者を選べない
・依頼が提携先に正しく伝わらない可能性がある
・中間マージンでコストが高くなりやすい
複数の加工業者に一括依頼する
・図面をアップロードするだけで良い
・全国の加工業者から見積もりが来る
・図面で依頼内容を理解しているため話が早い
・トラブルが発生した場合、運営会社が間に入る
・必ず図面が必要
・基本的に見積もりは受け身で待つ
・登録している加工業者しかアプローチできない

3Dプリンタの依頼方法を決める際の
3つのチェックポイント Checkpoint

上記でメリットやデメリットについて説明してきました。
次はこの点を踏まえたうえで3Dプリンター加工の依頼方法を決めるチェックポイントを解説していきます。
おもなチェックポイントは、以下の3点です。
柔軟な対応
1つめのポイントは柔軟に対応してくれる業者を見つけることです。「義肢や絶版になった部品の再現をはじめ、製造ラインで使用する治具のような多品種を少量生産して欲しい」「細かい造りが折り重なった、精密なパーツを製作して欲しい」といった難しい要望にも応えてくれる加工業者を見つけたい場合があると思います。オススメはワンストップサービスの加工業者に依頼することです。 希望内容にマッチする業者に依頼することができ、加えて探す手間も省くことができます。 また、全国各地の加工業者から選びたいという場合は、複数の加工業者に一括依頼できるジグマッチも良いでしょう。
納期
2つめのチェックポイントは「納期」です。 状況によって、少しでも短い日数で納品して欲しいこともあるはずです。多くの社員や高性能プリンターを保持している企業であれば、依頼データを準備後、すぐに試作を出力してくれます。そういった加工業者を見つけたいなら、複数の業者に一括依頼できるジグマッチがベストです。図面をアップロードするだけで、全国各地から見積もりが届き、依頼内容も理解してくれているので、製作までの話も早いです。最短であれば1?2日での納品も可能でしょう。
コスト
最後3つめのチェックポイントはコストです。 初めて依頼をする場合、一番重要視するのがコストです。各々の加工業者に個別依頼すれば、直接取引となるので比較的にコストは抑えられ、継続依頼することで割り引いてくれる業者もあります。ただ希望に見合う業者を探すまでの手間がかかるため、対応までのコスト費は高くなる可能性があります。複数の加工業者に一括依頼するジグマッチは製作費と対応費、両方のバランスが良いので、総合的なコストを予想より抑えることも可能です。

3Dプリンタを依頼する際の注意点 Important points

3Dプリンタを依頼する際は、
どのような依頼方法であっても共通する
注意点があります。
注意点を心がけることによって、
見積もりはより安くなるでしょう。
おもな注意点は、以下の3点です。
依頼内容を明確にする
依頼内容を明確にすればするほど、安い見積もりになりやすいです。依頼内容が大雑把な場合、作業工程が見えにくいため、余裕をもたせた高い見積もりになりがちです。

図面をできるかぎり詳細にするなど、コミュニケーションコストがかからない依頼をするようにしましょう。加工業者に手間がかからないと、そのぶん見積もりは安くなります。
加工しやすい設計にする
加工しやすい設計だと、見積もりは安くなります。段取りが簡単だったり、削る量が少なかったりすると工数を削減できるからです。

何度も固定し直さないといけない多面的な加工や、細くて深い溝や穴など面倒な加工を減らすほどコストダウンできます。
加工業者の得意分野を把握する
加工業者にはそれぞれ得意分野と不得意分野があります。大量生産が得意な加工業者に一品モノの難加工を頼んでも、いい顔はされないでしょう。

とくに各々の加工業者に個別依頼する場合は、得意分野を把握して依頼することが見積もりを安くするポイントです。
     

3Dプリンタ加工を依頼するなら
Jig Matchおすすめ!

Jig Match(ジグマッチ)は、株式会社大成が運営する、図面を用いて作られるモノを製作してほしい人と製作したい人をつなぐ、製造業界に特化したマッチングサイトです。
製作依頼者様は、製作してほしいモノの図面を掲載することで、見積り回答があった加工業者を比較検討して、仕事を依頼することができます。

加工業者様は、製作依頼者が掲載した図面を選択して、見積り提案をすることができます。

Jig Matchが選ばれる理由 Checkpoint

図面を掲載するだけで
見積りを取れる
Jig Matchには多数の加工業者が登録しているので、製作を依頼したい図面を掲載するだけで、見積りを複数取ることができます!
また、インターネット上で見積り依頼ができるので、非常にスピーディーです!
自社や既存の取引先で
加工できないものも依頼できる
Jig Matchには、様々な加工方法・材質・サイズに対応できる加工業者が登録しているので、希望の依頼先が見つかります!
自社で加工業者を
探す必要がない
Jig Matchには全国多数の加工業者が登録していて、自社で加工業者を探す必要がないので、その分コスト・時間を節約することができます!

料金 Price

登録料0円/年会費0円
サイトの使用料として取引額の5%を頂戴しております。

3Dプリンタ加工の案件実績 Request record

3Dプリンタの基礎知識 Basic knowledge

3Dプリンタ加工とは、事前に「3DCAD」を用いて製作した3Dデータを薄く切り、2次元の形状に作り出します。その後スライスした形状を積み上げ、3Dと同様な「立体物」とした作品を3Dプリンタを用いて造り上げる加工方法です。メリットは、切削加工業者とは違い、設計データをそのまま忠実に出力してくれますので、「作り直し」というリスクの軽減をはじめ、納期やコストを削減することができます。また3Dプリンター加工は様々な形が容易に製造できるとして、近年多様されています。主な導入例として以下にまとめておきますのでご参照ください。製造業:金型の製造やメンテナンス、作業の補助治具として。建築設計:住宅やオフィスビルなどの建築模型として。医療関係:治療用具や歩行補助具、手術前のシミュレーションに使われている。また医療インプラントといわれる人口骨にも利用されている。
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