JigMatchを使った発注のコツ
見積提案を増やし、より良い発注につなげるための実践ポイント
はじめに「1案件=1社発注」の前提について
JigMatchでは、1つの案件に対して「1社にまとめて発注」する形式となっています。
つまり、複数の図面をまとめて掲載しても、あとから条件に合った業者へ分割して発注することができません。
そのため、異なる加工方法や材質などが混在した案件は、対応可能な業者が見つかりにくくなる傾向があります。
以下では、図面掲載時や見積依頼時の具体的なポイントをご紹介します。
目次
1. 加工方法ごとにまとめて図面を掲載する
加工業者には、加工方法ごとに得意・不得意があります。
保有設備に合わない加工内容はスルーされやすく、仮に外注で対応される場合でも見積提案までに時間がかかったり、価格が割高になったりする可能性があります。
一方で、自社の設備やノウハウを活かせる案件であれば、価格や納期の面でも有利な条件が提示されやすくなります。
丸物、角物、板金など、加工方法ごとに図面を分けて掲載しましょう。
2. 材質ごとにまとめて図面を掲載する
材質の違いは、加工条件だけでなく、切粉処理・回収方法にも大きく影響します。
たとえば、鉄と樹脂を混在させると、切粉が混ざることで回収業者が引き取ってくれないことがあります。
鋳鉄では、切粉がタンクに詰まったり、機内に溜まって清掃が大変になることもあります。
鉄、SUS、アルミ、樹脂など、材質ごとに図面を分けて案件を掲載しましょう。
3. 見積依頼先の指名を活用する
JigMatchでは図面掲載時に、加工方法や材質、製品サイズなどの条件で、対応可能な加工業者を検索し、見積依頼先として指名することができます。
指名された加工業者には、見積依頼があった旨の通知が届きますので、見積提案率が上がる傾向があります。
また、指名した加工業者にはメッセージを送ることも出来ます。
4. 加工方法・材質はなるべく正確に設定する
JigMatchでは、加工業者が登録している加工方法・材質に合致する図面が掲載されると、自動的に通知が届く仕組みがあります。
また、加工業者が自社対応可能な案件を探す際にも、加工方法・材質で検索するケースが多くあります。
分かる範囲でなるべく正確に加工方法・材質を選択して案件を掲載しましょう。
不明な場合は近い加工方法を選んだり、迷う場合は複数選択することも有効です。
5. 「希望の金額、納期に合う見積提案があれば発注する可能性が高い」にチェックを入れる
図面掲載時に「見積提案が条件に合えば発注する可能性が高い」というチェック項目があります。
チェックを入れると加工業者が案件を探す際に「見積提案が条件に合えば発注する可能性が高い」旨が表示されたり、「見積提案が条件に合えば発注する可能性が高い」という条件で検索できます。
希望納期や希望金額を入力のうえ、チェックを入れると提案されやすくなります。
6. 発注する予定がない案件は掲載しない
JigMatchでは、加工業者から案件掲載者の「これまでの掲載数」「発注数」が見えるようになっています。
案件掲載数は多いにも関わらず、発注数が著しく少ない場合、加工業者からは「提案しても発注されないかも」と思われ、見積提案が集まりにくなってしまう可能性があります。
もちろん、条件に合わない提案を無理に発注する必要はありません。
ただし、市場調査や参考価格の収集など、発注の予定がない場合は、掲載を控えていただくのが効果的です。
まとめ
JigMatchでは「1案件=1社発注」という仕様があるため、図面の分け方や設定、依頼の出し方によって、見積の集まり方が変わります。
以下のポイントを意識して、より良い提案・発注につなげましょう
- 加工方法・材質で分けて掲載する
- 指名などの機能の活用で発注の"本気度"を伝える
- 発注意図のある案件だけを誠実に掲載する

