用語集一覧

• バーリング

  [ばーりんぐ]

  材料に穴をあける際、縁を円筒形状に立ち上がらせる加工のことです。

• バックラッシ

  [ばっくらっし]

  歯車が噛み合うときに意図的に設けた歯面間の隙間のことです。歯車の滑からな運動に必要で、適切な大きさのバックラッシがないと、歯車の摩耗を進めたり機械が故障したりしてしまいます。

• ハイス

  [はいす]

  ハイスピードスチールを略してハイス、またハイス鋼、HSSなどと呼ばれる、高速度工具鋼のことです。タングステン、クロム、バナジウムなどを主成分とする鉄鋼材料で、高速回転時の高温で軟化しにくいため、回転切削工具や刃物に広く利用されます。

• ネスティング

  [ねすてぃんぐ]

  板金加工において、1枚の金属板から複数の部品を加工した場合の歩留まり向上のため、CADソフトなどを用いて割付をシミュレーションする作業のこと。

• ネゴ

  [ねご]

  negotiation（ネゴシエーション）を短くしたもので、交渉を意味します。

• ノギス

  [のぎす]

  対象物の長さや太さなどを、挟むようにして測定する工具です。現在では、測定数値がデジタル式で表示される種類が主流です。

• 難削材

  [なんさくざい]

  硬度が高く、切削加工が難しい材料を指します。硬度が高いことに加え、耐熱性があるといった材料がこれに該当し、例としてはステンレス鋼やチタン合金などがあげられます。

• 中ぐり

  [なかぐり]

  ドリルなどであけた穴を、さらに広げる加工です。工作機械において、中ぐりバイトと呼ばれる切削工具を使い、穴を広げる加工を行います。

• ドレッシング

  [どれっしんぐ]

  砥石の砥粒を鋭利にし、切れ刃を整えることを指します。研削盤の多くにはドレッシングツールが搭載されており、NC装置により自動でドレッシングされます。

• トルク

  [とるく]

  回転する工具のねじる強さを指します。ねじりモーメントとも呼ばれます。