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焼きならし
[やきならし]圧延などによって発生する硬さのむらや残留応力などを取り除く熱処理のひとつです。焼き入れや焼きなましの前に行われることが多く、金属の組織を調整するイメージです。
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焼きなまし
[やきなまし]焼鈍(しょうどん)とも呼ばれ、金属をやわらかくする熱処理のひとつです。切削などの後に行い、靭性や加工性を向上させることができます。
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焼き戻し
[やきもどし]金属の焼き入れ後に再加熱して空冷などでゆっくり冷やすことで、靭性を高める熱処理のひとつです。焼き入れ後は金属が硬くもろくなりますが、焼き戻しによって調整することができます。
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焼き入れ
[やきいれ]金属を加熱後に急冷し、硬さや耐久性を向上させる熱処理のひとつです。JIS規格ではHQと記載され、これはハードニング(Hardening)・クエンチング(Quenching)の頭文字を取ったものになります。
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モールド
[もーるど]モールドとは、金属や樹脂といった素材を溶かして流し込んで成形する型や、粉末にして押し固めて成形する型のことを指します。
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門型マシニングセンタ
[もんがたましにんぐせんた]門の形の構造で主軸を支える、マシニングセンタの一種です。通常のマシニングセンタのテーブルに乗らない、大型のワークを精密に加工する際に使用されます。
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メカトロ設計
[めかとろせっけい]メカトロとは、メカニクスとエレクトロニクスを組み合わせた言葉で機械工学と電子工学を組み合わせた技術分野を指しており、より高度な設計のことです。
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面取り
[めんとり]機械加工後の製品や部品の角を削り、滑らかな面を作り出すことです。安全性向上や見た目の美観向上に寄与し、取り扱いやすさを向上させる効果もあります。
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メッキ
[めっき]金属や非金属などの表面に薄い金属をコーティングする加工です。強度や耐久性、防食性などさまざまな効果を付与することができます。外観向上の効果も期待できます。
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ミルシート
[みるしーと]鋼材の品質を保証する書類です。工場などを意味するmillと書類を意味するsheetを組み合わせた和製英語で、鋼材メーカーが発注者に発行します。構造物において、使用する鋼材の品質が要求値を満たしていることを証明する、重要な書類です。